倫理観

ただのアイドルオタクの独り言です。

「瞳の奥に輝く夢はいつでもいつまでも」

 

私は、彼のことを世界でいちばんかわいらしい人だと思っている。


恐らく彼のパブリックイメージは「クール」「キザ」「イケメン」といった類のものが多いだろう。どこか鼻につく、と思っている人もいるかもしれない。それは、所謂“かっこいい”人へと数年前にキャラクター転換したことが功を奏しているとも言える。

けれど、彼のファンとして彼自身の人生を追っていると、前述したように「かわいい人だな」という感想を抱かずにはいられない。

 

誤解されやすいが、彼は所謂天才ではない。

むしろ、初めて対峙した瞬間から全力でぶつかった結果、あえなく玉砕するパターンが多い人だと思う。


そして、彼は決してそこで「諦める」という選択肢を取らない人だ。

全力でぶつかって見事に失敗して、全力で「クソッ!」と悔しがる(それこそ周囲の人間が「そんなに?」と苦笑いしてしまいそうな程に)。

次に何がいけなかったのかを分析して、改良を加えていく。

彼はその作業をひたすら繰り返す。

そうしてついに成功した瞬間、彼はまた全力で「やった!」と満面の笑顔でもって成功を喜ぶのだ。

 

彼の不器用で真面目、かつ純粋な性格は、彼がデビューした当時から一貫して変わっていない部分のように感じる。

そして、メンバー4人もそうした彼の「努力家」という月並みな言葉では収まらないほどにストイックな性格を好ましく思っているのだろうなということが、端々の言動から見て取れる。

(そして、客観的に見るとどこからどう見てもこだわりが強くて面倒くさい人を、年上の4人が心底面白そうに弄っている時の彼の笑顔が私は好きだったりする。)

 

そうした彼の真面目な性格は、彼が手掛けるステージにも如実に現れているように思う。

ツアーを回っている最中にも並行して次のツアーのことを考え、「どうすればお客さんに人生最高の時間を過ごしてもらうか」という一点だけを胸に夜遅くまで調整を重ねる。


彼は、嵐が嵐として最も輝くステージを作り出す天才だと私は思っている。

言わずと知れたムービングステージやフリフラ、スピーカー等の機材面は勿論だが、それ以上に各メンバーのファンが思い描く最もかっこいい彼、を演出するのが本当に上手い。

展覧会での彼の部屋で、セットリストやステージの変更点がびっしりと書き込まれた直筆のメモを見て、私はあの夢の空間が完成するまでの彼の途方もない熱量を正面からガツンとぶつけられたように感じた。

嵐のファンは勿論、「5人のファンではない人」にも楽しんでもらえるコンサートを作るためにドームのスタンド席に座ってステージを眺める彼の横顔は、私の目には他のどのアイドルよりも泥臭く、どのアイドルよりも輝いて見えた。

 

私は、かつて彼が創り出した3時間に心の底から魅了されたあの瞬間があったからこそ、今の自分がいると本気で思っている。

私の人生に彩りを与えてくれたのは間違いなく5人であり、5人が輝くステージであり、そのステージを作り出す彼自身なのだ。

 

 

そして、私は何よりも、彼自身が嵐のことを、4人のことを心から愛しているところが大好きだ。

まだ彼らが鳴かず飛ばずで、「国民的アイドル」になることなど夢のまた夢だった頃。

 


一人で走るトップランナー

横に並んで走る道

そのとき誰が傍にいるだろう?

きっと5人でいるだろう

 

 

彼は自身の想いを赤裸々に綴ったソロ曲で、このような歌詞を歌っていた。

歌詞というには余りにも単純で、稚拙で、けれど真っ直ぐだった。

 

そして、その想いは今でも全く揺らいでいないのだろうな、とアイドルとして生きる彼を見ていると強く感じさせられるのだ。

 

 

彼は20周年ライブで、「この5人でまだまだ見せたい景色がある」と言った。

「世界に嵐巻き起こしたいと思ってます。これ本気だからね」と、メンバーと会場のファンを愛おしそうに見つめながら、力強い表情で話していた。

 

「夢のような、輝いた日々」の先に「見せたいモノがあるんだ。」と、

「これから先も一緒に同じモノを見てもらえたら」と、

「同じ時間を過ごせたら」と、

そう綴る彼は誰よりも嵐のことを一番に想っていて、この5人で絶対に叶えたい夢の景色があるのだろう。

 

 

その笑い方 その話し方 その全てが温かな仲間は

きっと他にいないだろう だって…… そんなやつは他にいないんだ もう

数え切れぬ夢たち叶った “5”is my treasure number 

横に並んで掴んだ手と手 今日も未来(あした)もsmile again again......

(嵐 「5×20」)

 

ゆずれない想い 誰も邪魔できない

誰よりも僕ら自身が溺愛

君の愛が混ざった色を

僕らが塗って描いてく

そこに君と僕らがいて

夢が現実となる

(嵐「スケッチ」)

 

 

深夜番組のスタジオの隅で小さく円になって笑い合っていたかつての彼らも、

国民的アイドルとして天皇陛下の前で奉祝曲を歌う今の彼らも、

根の部分は何も変わっていないということを、

彼が嵐と4人のことを語る時の豊かな表情は伝えてきてくれるのだ。

 


願わくば、彼が5人で見たいと望む景色が実現されますように。

彼が最後の年のために用意してきたモノの多くが、未発表のまま幕を閉じるかもしれないことは本当に悔しいけれど、

けれど、どうか彼が愛する嵐が、彼にとって美しい思い出のまま、

彼自身の宝箱にそっとしまいこまれますように。

 

どんな時でもファンのことを想ってくれた彼にとって、

この5人で駆け抜けた日々が心から幸せなものでありますように。

 

 

  

 

松本潤さん、お誕生日おめでとうございます。

 

貴方が嵐のことを話す時の、子どものようにキラキラとした綺麗な瞳が大好きです。

5人で進む未来に向かうワクワクを抑えきれずにこぼれる、かわいい笑顔が大好きです。

いつでも私たちファンの心に寄り添い、嵐のことを一番に考え、嵐を夢の方向へと引っ張ってくれる背中が大好きです。

どんな時でも“嵐”の“松本潤”でいてくれるところに、私はいつも救われています。

本当にありがとう。 

 

これからの四ヶ月間が、貴方にとって何にも代えがたい素晴らしい日々となることを、心から願っています。

そして、2021年以降も、新たな船出へと漕ぎ出す貴方の背中に、どうか着いていかせてください。

 

貴方のファンでいられる私は、世界でいちばん幸せなアイドルのファンだと胸を張って言えます。

小学生の頃に出会ってからずっと、潤くんは私の光であり希望です。

ありがとう。ずっとずっと愛してます。

 

 

2020年8月30日

 

 

 

 

 

 

僕ら交わした声が消えないのならば

誓えるよこの愛を 100年先も

笑顔が咲いてますように

(嵐「5×10」)